「女神異聞録ペルソナ」

今日紹介するゲームのタイトルは女神異聞録ペルソナです。

今でこそペルソナシリーズはそれ単体がブランド化し最新作も出ていますが、当時は元々メーカーのアトラスの主力タイトルであった女神転生シリーズの派生作品のひとつでした。

今でも受け継がれているペルソナの合体、悪魔や神のデザイン、そして戦闘システムにおける属性などは、元々は女神転生シリーズのものでした。

その女神転生シリーズはそれまで一貫してサイバーパンクな世界観を貫いており、その高難易度な戦闘システムと相まって熱狂的なファンが居ましたが、当時プレステのメイン客層はいわゆるパラッパラッパーのようなゲームを入り口に入ってきたライトゲーマーであり、その層にアピールするには女神転生のままでは難しい部分がありました。

そこで、戦闘システムの基本は受け継ぎつつ、表面的な部分でライト層に受け入れられるために設定を学園ものとして、彼らの成長を描く物語構成にしようということで企画されたのが女神異聞録ペルソナだったわけです。

特にこの作品ではその要素が色濃く、学園ごと異世界に飛ばされた主人公たちがどうやって現実世界に帰るのか模索する中で自分の心の弱さと向き合うことになる描写が徹底しており、私はそこが好きです。

ペルソナの扱いや戦闘のシステムにしても、まだペルソナシリーズとしての基礎が固まっておらず、若干特徴を盛り込み過ぎていて整理されてないところがあるのですが、逆にそれがいわゆるやりこみ要素を深くしており、例えば特定条件下でしか作れない愚者のペルソナをいかにして作るかということに当時ものすごくハマったものです。

ただ、ライト層に向けて作ったとは言えそれは表面的な部分のみで、難易度やダンジョンの長さなどで言えば最狂のマゾゲーといわれるほどの代物なので、仮にP3以降のペルソナから入った人が遡るとしたらそれなりの覚悟が必要かも知れません。